GENERAL PURPOSE FUND

生物多様性・生態系研究基金

豊かな生物多様性と
すこやかな地球共生系を未来に残すために

 生態学研究センターは、生物多様性や生態系がどのように私たちの暮らしを支えているのか、どうすれば豊かな生物多様性とすこやかな生態系を未来に残せるのかを研究しています。小規模な研究所ですが、全国共同利用・共同研究の拠点として、西太平洋・アジア地域の生物多様性研究ネットワーク(DIWPA※)のハブとして、世界の研究者とタッグを組んで幅広い研究課題に取り組んでいます。

 現在、世界の多くの生態系やその生物多様性が危機的状況にあります。生態学研究センターの最大のミッションは、国内外の研究者に最先端の研究設備を利用する機会を提供し、若手研究者の研究ネットワーク構築や研究技術の習得を支援して、日本や世界の生物多様性研究を推進することです。国からの予算削減が続く中で、この重要なミッションを着実に果たしていくため、生物多様性・生態系研究基金を設立しました。

 本基金を、研究者ネットワークと研究設備を強化して、西太平洋・アジア地域の生物多様性・生態系研究を牽引するとともに、生態学研究を担う人材育成のために役立てていきます。

※DIWPA(DIVERSITAS in the Western Pacific and Asia)は国際的な生物多様性研究者の集まりを管理する事務局。詳細は
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基金の使途

項 目

内 容

若手研究者支援

大学院生・若手研究者の研究費・海外渡航費の支援

DIWPA

DIWPAのシンポジウムや国際実習実施、広報活動

共同利用施設整備

全国の研究者に広く利用が開かれている研究機器・設備の充実

普及・啓発活動

公開講演会やオープンラボ、中高生を対象とした実習や授業の実施

京都大学生態学研究センターウェブサイトは
こちらをご覧ください。

【これまでの活動報告】

 コロナ禍によって海外交流などは自粛せざるを得ませんでしたが、DIWPA Field Biology Courseを2022(令和4)年11月18日から23日にかけて世界自然遺産である小笠原の父島で開催し、神戸大学農学研究科の博士課程に在籍する内山クリスマスさん1名を迎えることができました(生態学研究センターニュース2023年No.151 および DIWPA News Letter 2023 No.48に掲載)。
 今後は海外交流を含め、本センターのミッション実現に向けた諸活動の実施に本基金を活用していく予定です。

大学全体への寄付に関する詳細に関しては
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