GENERAL PURPOSE FUND

熱帯林共生基金

熱帯林生態系の保全・修復・再生と
地域社会の持続的発展を目指した研究と実践を展開

 熱帯林保全と社会的持続性研究推進ユニットは、熱帯林の動植物を研究する自然科学系の研究者と、熱帯林を生存基盤としてきた人間社会を研究する人文・社会系研究者が、学際的な研究を進めるために設立したユニットです。研究成果を社会に還元して、社会を変革する流れを創出することが、このユニットの大きな使命だと考えています。

 持続性に留意しない開発行為によって熱帯地域の生態系は大きく傷つき、それが人間社会の疲弊をもたらしています。熱帯林の大規模開発は、動植物や生態系だけでなく、その地域に暮らす人々から生活基盤を奪う結果になり、さらには森林火災によって生じるヘイズ(煙霧)のように周辺各国にまで影響が及んでいます。

 本基金の設置目的は、私たちの学術的な成果と、研究を通じて培われてきたアジア・アフリカ地域の大学・公的機関・NGOや地域社会とのネットワークを活用して、熱帯林生態系の修復・再生と地域社会の持続可能な発展に結びつく、実践的研究を展開することです。ユニットの豊富な人材を通してこれらを実現していきます。

 熱帯林とそこに暮らす人々の豊かな未来を支えたい。そんな意思を持つ皆様のご支援をよろしくお願いいたします。  




基金の使途

項 目

内 容

研究者・学生の
現地派遣

修復の実施や、科学的モニタリングのための熱帯各国への派遣

人材育成

科学技術や日本国内の事例紹介を通した、熱帯各国の実務担当者向け教育の実施

保全・修復活動
経費

熱帯林生態系の保全・修復に必要な苗や資材の購入

社会連携活動

活動経過の報告や普及拡大のためのシンポジウムやワークショップの開催

広報活動

活動の輪を広げるためのプロジェクト紹介サイト開設

京都大学熱帯林保全と社会的持続性研究推進ユニット(熱帯林研究ユニット)ウェブサイトは
こちらをご覧ください。
※ 寄付希望者様の熱帯林に関連する活動内容などによっては、寄付金を受け取れない場合があります。

【これまでの活動報告】

 ご寄付をいただきありがとうございます。
 いただいた資金は熱帯林生態系の保全・修復・再生と、地域社会の持続的発展を目指した研究と実践を展開するため、利用する予定です。

 2022(令和4)年度は、新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う活動制限が続きました。
 その中でも、ユニットメンバーがこれまで築いてきたアジア・アフリカ地域の大学・公的機関・NGOや地域社会とのネットワークを活用して、今後の熱帯林生態系の修復・再生と地域社会の持続可能な発展に結びつく、実践的研究活動の準備を進めました。  



大学全体への寄付に関する詳細に関しては
こちらをご覧ください。