GENERAL PURPOSE FUND
京大異分野融合基金
研究者が切磋琢磨する学問の土壌、
その活性を担う学際センターを支援
学際融合教育研究推進センターは、分野横断の全学的・部局横断的な取り組みを柔軟かつダイナミックに推進し、学内の「分野越境・分野融合」をしかけるミッションを持つ組織です。「ユニット」と呼ばれる多分野の研究者が集まる研究・教育グループを支援しており、2011(平成23)年のセンター設立当初は9つだったユニットは、2023(令和5)年4月時点で30に及んでいます。
「選択と集中」のもと、優れた研究や教育を支援する政策や制度は多々あります。しかし、それはあくまで現状感覚での判断でしかありません。学際融合教育研究推進センターは研究内容だけでなくむしろ「人」そのものに着目し、徹底して研究者が磨き合う場をつくり、そこから生まれる学術分野を超えた研究・教育グループを支援し、京都大学における学問土壌を守り続けることを目指します。
本基金は、資金提供者とのつながりを重視し、学内向け企画ながらも特別に参加可能な企画にご招待するほか、学問の土壌を活性させるアイデアや企画へのコメントなども募集していきます。



基金の使途
項 目
内 容
ユニットに対する「駆け込み寺」機能の資金面強化
資金不足に苦しむユニットへの援助費用
急な研究会開催や研究者招聘が必要な際の臨時費用
研究推進に必要であるが経理制約上、拠出が難しい事柄への支援費用
全学的な「研鑽の場」の創設
「学際研究コンテスト」など研究者が磨き合う企画の実施費用
「真によい研究とは何か?」「大学における教育とは?」といった
本学教員向けのコアなワークショップ等の実施費用
学際融合教育研究推進センターウェブサイトは
こちらをご覧ください。
【これまでの活動報告】
匿名で発表する研究ポスター大会(京大100人論文)、76の学術分野から1名ずつ研究者が結集して議論した学会(全分野結集型シンポジウム)、ポンチ絵1枚のみで審査する研究グランド(学際研究着想コンテスト)、そして13年前から毎月開催している研究者交流会(全分野交流会)など、当センターが実施した企画は、2011年のセンター設置以来、朝日新聞、毎日新聞、Yahooニュース、京都新聞などメディアにとりあげられ、合計で100件以上の記事になっています。
特に、京大100人論文は「京大発モデル」として広がり、東京大学、広島大学、愛媛大学など全国10以上の大学で実施されています。2022(令和4)年度は、「丸の内100人論文」として、初のビジネスパーソン向けにも実施しました。
引き続き、このような研究者同士の出会いの場づくりを行い、ユニット制度につなげて本学の学際活動の推進に貢献していきます。


