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京都大学学生チャレンジコンテスト(SPEC:Student Projects for Enhancing Creativity)

腸管クリーナー開発で世界進出

今までにないアプローチによる腸管内ノロウイルス除去システムを開発し、合成生物学世界大会での上位入賞を目指す
申請団体:iGEMKyoto 2016 代表者:工学部1回生 道盛 裕太
代表者:工学部1回生 道盛 裕太

   私たち「iGEMKyoto」は、合成生物学の世界大会iGEMでの上位入賞を目標に活動しています。毎年、アメリカ合衆国ボストンで開催されるiGEMには、各国から250以上の大学生チームが参加しています。iGEMKyotoは2008年に結成、2010年・2012年・2014年に世界大会金賞を受賞していますが、日本のチームが上位入賞した例はまだありません。

 

 今回私たちは、遺伝子組み換え大腸菌により、腸管内ノロウイルスを除去するシステムの開発プロジェクトを進めています。現在、治療法や予防法のないノロウイルスを特異的に捕捉し、症状軽減や感染拡大防止の効果が期待されるモジュールの作成に挑戦しており、主要部分についてはすでに結果が出ています。 今後、さらなるモジュール改良により、日本チーム初の大会ファイナリストとなり、1位受賞を目指します。

 

 iGEMKyotoは学部生が自主的に運営する団体で、今年は多国籍で多士済々のメンバーで構成されています。アルバイトなどにより研究費を捻出していますが、その負担は大きく、2015年の大会参加は断念しました。そのぶん、本プロジェクトは例年より長期にわたる研究ができ、今までにない完成度となる予定です。私たちの活動への支援をよろしくお願いします。

山極総長による寸評  

   ノロウイルス様粒子を大腸菌表面に吸着させることには成功しているそうで、今後の進捗が楽しみな研究だ。大腸菌とセルロースの結合に着目して大腸菌を速やかに排出させるという方法だが、生物のもともとある働きを応用して身体の問題を解決するという発想そのものがおもしろいと思う。