SPEC2019採択発表会を開催しました(2019年11月2日)

 今年で5回目を迎えた京大生チャレンジコンテスト~SPEC(Student Projects for Enhancing Creativity)の採択発表会を、ホームカミングデイの企画「アカデミアート~学問と芸術の融合~」第一部在学生による挑戦として百周年時計台記念館百周年記念ホールにて開催しました。

 SPECは、学生たちの挑戦を応援する取り組みです。学生自ら「やりたいこと」を企画して応募、「自由かつユニークな発想かどうか」というコンテストの基準に照らして採択プロジェクトを決定。それらをウェブサイトで公開して広く寄付を募り、採択学生に活動資金として目標設定金額を支給します。

 今年は4件のプロジェクトが採択されました。アカデミアートの1コーナーということで京都大学交響楽団の演奏、川添信介 理事・副学長による開会挨拶に続けて、指揮台に上がってのプレゼンテーションとなりました。スライド資料もなく"しゃべり"だけでプロジェクトを伝えるという難易度の高いものでしたが、いずれの採択者もそれぞれ持ち時間を目いっぱいに使い切り、内容も分かりやすく、堂々たる発表でした。
 これらのプロジェクト一つひとつに対し山極壽一 総長が丁寧な講評を行いました。すべてのプロジェクトが常識を疑ってかかるチャレンジングなものであることを前提とした上で、さらなる"おもろい"発想、例えばドローンにトンビの飛行法というアイデアに昆虫の飛行法も加えてはどうか、人が倒れる際のさまざまなシチュエーションをお芝居として盛り込んではどうか、といった案を提供し、学生たちのさらなる挑戦意欲をかきたてました。

 SPECにおける寄付募集は、京都大学基金本ホームページ内の「SPEC特設サイト」にて行っているほか、より幅広く手軽に寄付できる方法として、「本de募金」や学内の自動販売機を活用したSPEC特別応援企画も実施しています。

 寄付募集期間は2020年1月31日まで。SPEC特設サイトでは、発表会でのプレゼン動画を公開しています。また、SPEC公式facebookでは採択学生のコメントやプレゼン動画をご覧いただけます。

 採択学生のプロジェクト進捗状況については、京都大学基金ホームページで今後リポートする予定です。京大生が挑戦をカタチにするために、より多くの皆様にご支援いただきますようお願いいたします。

 SPEC特設サイトはこちらをご覧ください。

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