京大生チャレンジコンテスト
(SPEC:Student Projects for Enhancing Creativity)

京大生チャレンジコンテスト2015 京都大学学生チャレンジコンテスト
学年は申請当時

腸管クリーナー開発で世界進出

申請団体:iGEMKyoto 2016
代表者:工学部1回生 道盛 裕太

<2016.11.17 更新>


iGEM世界大会では、部門賞こそいただけなかったものの、無事に金賞を獲得することができました。
研究室お抱えチームや、大学授業の一環として通年で研究に取り組んだチームが大部分を占める中、学部生主体で活動するiGEMKyotoが結果を残せたのは、SPECをはじめ私たちの活動にご理解くださる皆様のご協力あってこそです。
写真は、iGEM Japanのメンバーです。プロジェクトの内容は、大会審査用ウェブサイトWiki(http://2016.igem.org/Team:Kyoto)にすべて掲載しています。

<2016.10.18 更新>


夏季休業も終わり、理学部学生実習室での実験を終了しました。10月26日からの渡航に向け、準備を進めています。
iGEMの評価システムは、論文に代わりチームごとにiGEMのサーバに作成するWiki、大会期間中開催するポスター発表、指定時間に行うプレゼンテーションの3つに大別されます。このうちWikiは特に重要な評価項目となるため、メンバーは連日集まり、編集作業に取り組んでいます。

無音ストローの開発

申請団体:Project Straw
代表者:理学部1回生 髙橋 晃太郎

<2016.12.2 更新>



ストローの内部構造を試行錯誤し、精密な3Dプリンターを用いて多数のサンプルを作製して、実験計測を繰り返しました。
その結果、かなりの不快音軽減に成功しています。

現在はストローの飲みやすさを改善するため、作製したストロー内部の圧力損失が小さくなるような構造を計算して、サンプルの調整を行っています。

未来の医師のためのグローバルヘルス・スタディツアー

申請団体:京都大学医学教育を考える学生の会(KS-CoM)
代表者:医学部4回生 池尻 達紀

<2016.9.28 更新>

「未来の医師のためのグローバルヘルス・スタディツアー」は将来の医療従事者である学生が世界的な医療ニーズを学ぶために国際機関や大学等を訪問する企画です。2016年10月現在の進捗状況は以下の通りです。ツアーにあたりご指導・ご協力いただいているすべての方に心よりお礼申し上げます。

■大阪ツアー
2016年7月、日本WHO協会および大阪大学大学院人間科学研究科の中村安秀教授を訪問しました。日本WHO協会では「社会に対する広報活動の重要性」を、中村教授のお話からは「海外から日本の良さを知ることの大切さ」を学びました。

■長崎ツアー
2016年8月、長崎大学熱帯医学研究所、グローバルヘルス研究科、原爆後障害医療研究所を訪問しました。長崎大学の多くの先生方が京都大学の学生を大変温かく迎えてくださり、長時間にわたり講義をしていただきました。夜は長崎大学の学生も交えて懇親会を行い、大いに盛り上がりました。

■神戸ツアー
2016年9月、WHO神戸センター、兵庫県ユニセフ協会を訪問しました。WHOやユニセフについて学び、災害医療や高齢社会等の個別のトピックについても白熱した議論が交わされました。

■東京ツアー
冬期には東京周辺の国際機関・大学・研究所等の訪問を予定しており、現在詳細を調整中です。

■GHST学びのプラットフォーム~HP準備中
上記のツアーの詳細にわたる報告文および動画は近日中に公開します。学びのプラットフォームの構築のための独自HPを準備しており、グローバルヘルスに関心のあるすべての学生に役立ててもらうことができるようなコンテンツを整備したいと考えています。

マングローブスズが持つ概潮汐リズムの生理学的アプローチによる解明


申請者:理学部4回生 左倉 和喜

<2016.12.2 更新>




いただいた助成金を利用して、今年度はマングローブスズ採集に5回行きました。
予定通り実験を行っており、順調に進んでいます。

写真はマングローブの様子を撮影したものです。潮溜まりも多く、干潮といえども完全な陸地ではありませんでした。陸地にはマングローブスズがたくさんいて、それを採集していました。

にしあわくら・みんなのKENKYUJO


申請者:人間・環境学研究科修士1回生 飯島 千咲

<2016.11.29 更新>

西粟倉村に何度も足を運び、村役場の方々や学校の先生、他地域から移住してきた若い世代の人から90代のおじいちゃんまで、自分のプロジェクトに対するご意見やニーズなどのヒアリングを重ねました。

その中で、プロジェクトの実現性や具体性、継続性にいくつか課題のあることを村民に指摘されることも多く、また自らも「そこまで考えていなかった」と気づくことがあり、プロジェクトが進まなくなっていきました。現在は中断している状況です。

このまま終わらせてはいけない、この苦い経験を活かさなければいけない。試行錯誤してきましたが、今、広島県の離島に移住して町役場の臨時職員をしています。少子高齢化が進む町で、教育に力を入れることで魅力拡大を図る「教育の島」プロジェクトに参画しています。

ここで身につけるノウハウを、いつか西粟倉の未来のため、お世話になった人たちのために活用したい。その思いで、今この場で自らできること、やるべきことを考えながら働いています。

ナノ爆薬による1細胞手術 ー 新しい薬物輸送法の確立


申請者:理学研究科修士1回生 延山 知弘

<2016.12.6 更新>




本研究では「ナノ爆薬による1細胞手術」と題して、爆発性分子を細胞内局所で光起爆させることで、細胞小器官の膜を「切開」し、その開口部を通じて物質を「移植」する方法(1細胞手術)を確立することを目的としています。

いただいた助成金をもとに、現在までに①爆発性分子内包高比重リポタンパク質(Explosive-HDL)を作成し、②Explosive-HDLを用いたナノ爆薬(Nano-Explosive)の作製に成功しました。また、実際に③Nano-explosiveを、薬物輸送の障害となる細胞小器官であるエンドソームに局在させ、生体透過性近赤外光の照射により起爆、エンドソーム由来と考えられる蛍光を消失させることに成功しました(エンドソームの「切開」)。

今後はNano-explosiveの作成条件を最適化し、爆薬ごとにもっとも効率よく1細胞手術を行える条件を検討するとともに、④DNAやRNAといった、通常細胞膜を透過できない物質の細胞内への「移植」や、⑤エンドソームだけではなく、細胞膜の「切開」をも可能にし、物質「移植」の手法を広げることを目標としています。

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