VOICE

ウクライナ危機支援基金 奨学生の声

ウクライナから学生を受け入れ、学びの場を提供するために設置した「ウクライナ危機支援基金」
の支援を受けている学生の声をお届けします。

2022年度奨学生

奨学金のおかげで安心した生活のもとで勉強中
戦後、国と家族を助けたい

 まず、この困難な時期にかけがえのない支援をしてくださったウクライナ危機支援基金とすべての支援者に感謝の意を表したいと思います。
 京都大学での講義や課題は、有益で興昧深いので大好きです。私は、専攻であるコンピューターサイエンスのコースを選びました。次の学期もさらにこの分野を深く学びたいと思います。
 京都は興昧深い場所がたくさんある街です。私はすでに金閣寺、二条城、伏見稲荷大社を訪れました。とてもすばらしかったです。日本の文化をもっと探求したいと思います。寮もすばらしいです。ここでたくさんのウクライナ人や外国人の友達ができました。
 この奨学金のおかげで、京都に住み、コンピューターサイエンスを学ぶことができるので、戦後には国と家族を助けることができると思います。
 いつの日か、ウクライナに皆さんを迎えられる日が来ると信じています。

学問とキャリアに対する意欲と希望が大きく膨らんで
皆さんからの助けに応えたい

 戦争が始まった頃、私は自分が京都大学に来るとは想像もできませんでした。勉強するのも、問題を解くのに集中するのも大変なことでした。
 幸いなことに、京都大学は私にすばらしい環境で成長する機会を与えてくださり、その結果、私の学問とキャリアに対する意欲と希望が大きく膨らみました。皆さんからウクライナのために多くのものを与えていただき感謝しています。皆さんからの助けは、今や私の人生の永遠の一部であり、私はできうる限りそれに応えたいと思います。

将来、自身の学習する分野で立派な専門家になり、
ウクライナ再建の一助となりたい

 ウクライナの学生への支援に携わっているウクライナ危機支援基金、ウクライナ学生へのサポートに関わっていただいている方々や企業の皆様に感謝の意を表したいと思います。
 この支援のおかげで、ウクライナヘのロシアの侵攻にもかかわらず、私は教育を受け続けることができ、安全な場所にいることができます。
 今回、日本の大学で勉強し、日本で生活するというユニークな経験を得ることで、日々、あらゆることにワクワクし、刺激を受けながら、勉強だけでなく文化的な意昧でも知識の量を大幅に向上させることができました。これらを支援いただいた日本の人々に感謝しています。
 将来、私は自身の学習する分野で立派な専門家になり、私の国の再建を助けることができると確信しています。

京都大学で学ぶことによって私の人生観が変わった
将来、優秀な研究者となりたい

 京都大学に留学できたことは、私にとって最高の出来事です。ですから、このまたとない機会に選ばれたことを非常にうれしく、感謝しています。基金による奨学金のおかげで、普通の生活を送るだけでなく、日本の文化を体験したり、すばらしい人々に会ったりする機会を得ることができました。そのことに感謝しています。
 京都大学で多様な学問を学ぶことは、私の人生観を形づくり、変えてくれました。母国の大学ではコンピューターサイエンスを勉強していましたが、ここでは学ぶべき驚くべき科目がたくさん開かれており、そのレッスンを受けることで私の視野を広げ、世界がいかに魅力的であるかを示してくれました。私はこのことにも非常に感謝しています。
 将来また京都大学で勉強する機会を得て、すばらしい教授の指導の下で優秀な研究者になりたいと思っています。

これまでの声