VOICE

CFプロジェクト奨学生の声

企業や個人の方からのご寄付を資金とした返済不要な奨学金制度である「CFプロジェクト」
から支援を受けている学生の声をお届けします。


2024年度奨学生

理学研究科物理学・宇宙物理学専攻

 かつてアメリカの物理学者ロバート・R・ウイルソンは、原子力委員会の公聴会において、「建設に莫大な予算を必要とする加速器と、国の安全保障との間に何の関係があるのか」という議員の質問に対し、「直接的な関係はないが、この国を守るべき価値あるものにする」という意の回答をしたという逸話があります。科学を追求することの社会的意義の一つを端的に表した言葉だと思います。私は、本奨学金を給付していただいたことに感謝の思いを抱くと同時に、こうした「価値」を付け加える一助にならねばという身の引き締まる思いも抱いています。
 私は宇宙に魅せられ、大学院に進学することを決めました。とはいえ、家庭の経済状況では、本奨学金の受給がなければ進学は叶わなかったでしょうし、学業や研究へ専念できる環境を整えることもできなかったでしょう。このCFプロジェクトへの支援者の方々、および関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。今後も努力を続ける決意を胸に、研究に邁進していきたいと思います。

理学部

 CFプロジェクトによるご支援に感謝しています。ご支援いただけることになった2024年は、自分にとって大きな1年となりました。学習の面では日々の実験や授業を通し、自分の進みたい研究者という道の輪郭がだんだんとはっきりしてきて、とても楽しくなってきました。部活動の面では9年目の陸上競技生活で初めて全国大会に出場することができ、これまで見たことのないたくさんの景色を見て、一競技者として多くの経験を積むことができました。これからの人生にとって大きな財産となる経験を積めたのは奨学金の支えがあってのことでした。
 来年度は研究室に配属され、研究者を目指す自分にとって大切な1年になることと思います。これからも皆様の支えをもとに勉学に励み、ゆくゆくは社会のため、人のためになれる研究者になるための努力を積み重ねていきたいと思います。

文学研究科現代文化学専攻

 奨学金を受給して、学費や留学費用に関する不安が一掃されました。家族に経済的負担をかけたくないという思いがある一方、学費も留学費用もとうてい学生のアルバイトではまかないきれない金額であり、このことが大きな精神的負担になっていました。奨学金のおかげで、学問への興味関心を思う存分追求することができるようになりました。交換留学はすでに決定していましたが、奨学金なしでの留学生活はまったく異なったものになっていたと思います。金銭的な不安があると、どうしても人との交流も消極的になりがちです。今後の進路についてはまだ決めきれていませんが、経済的理由から自身の選択肢を狭める必要がなく、あらゆる道が開かれていると感じています。

アジア・アフリカ地域研究研究科アフリカ地域研究専攻

 奨学金をいただいたことで、経済的および精神的な重圧から解放され、研究に打ち込むことができました。学部時代に西洋美術史を専攻していましたが、4回生で受講した講義をきっかけに研究分野を転換し、アフリカ地域研究という道を選びました。分野の選択においても紆余曲折があったために経験や専門性が浅く、競争的な研究資金獲得には苦戦していたのですが、奨学金を通じて学術研究を続ける希望をいただけたことに、深く感謝しています。
 支援者の皆様が私たち学生を支えてくださることで、次世代の研究者となるべき学生が道を諦めることなく、さらに新しい学術の地平を切り開く一人として誕生することができます。私自身、このご支援を無駄にすることなく、今年は学会発表や論文の国際ジャーナルへの掲載を通じ、社会や専門とする分野に貢献していきたいと思います。

人間・環境学研究科人間・環境学専攻

 生活面、学業面において、奨学金受給はなくてはならないものでした。本年度は、修士学位論文の作成にその多くを利用したところです。
 一昨年に出席した式典で、支援者である株式会社ニトリ会長の似鳥昭雄氏が奨学金制度を設け理由について、「社会に恩返しにするには、次世代を担う人を育てることが重要だ」と述べられました。この考え方に共感するとともに、受給者である自分が「次世代を担う」人材であることを自覚しなければならないと感じました。将来、大学教員職を志望していますが、私もまた将来世代に活躍する人材を送り出せるような教育や研究を実践していかなければならないのだと思います。自分の研究に対する助けとなるだけでなく、この奨学金が私の出発点であり、また未来をもつくってくれるものです。1年間の奨学金受給に心より感謝申し上げます。

法学部

 CFプロジェクトの奨学金をいただき、誠にありがとうございます。以前、受給していた貸与型奨学金を停止することができ、将来の返済に対する不安が軽減されました。心に余裕を持って学業に専念できるようになり、非常に感謝しています。また、企業法務に関する高額な実務書を購入することもでき、学びを一層深めることができました。こ企業法務の実務についての理解をさらに深め、理論と実務を結びつけた学びを実践していきたいと思います。
 学業に専念しながらも実務経験を積むための貴重な時間を確保することができ、この環境を最大限に活かし、今後も学びを深め、目標に向かって努力し続けるつもりです。ご支援により、未来への道筋が確かなものとなり、今後の成長に大いにつながると確信しています。

薬学研究科薬科学専攻

 アルバイトで生活費や学費のすべて賄いながら研究活動を継続することは並大抵のことではなく、充実した大学院生活は奨学金なしではあり得ませんでした。ご支援賜りましたCFプロジェクト関係者の皆様に心より感謝申し上げます。
 私は来年から製薬企業へ入社し、「プロセスケミスト」として新薬の大量製造に携わります。薬を高品質かつ低コストで安定的に供給するためのルート開拓に挑みます。難度の高い研究ですが、CFプロジェクトのご支援を受け培った知識・経験を活かし、革新的な新薬の上市および安定供給の実現に貢献したいと思います。企業研究者としての経験を積みながら、産官学連携の推進にも尽力し、日本の製薬業界の成長にも貢献したいと考えています。このように前を向いて高い目標を掲げられるのは、CFプロジェクト奨学金のおかげです。

農学部食料・環境経済学科

 奨学金をいただいたことで、就職活動や卒業論文の分析に時間をかけることができ、感謝しています。就職活動において、先輩とコミュニケーションし、会社説明会やインターンにも多く参加したことで業界や会社についての理解が進み、自分が携わりたいと思う会社から内定をいただくことができました。卒業論文についても同様に、調査したい国に行ったことで研究骨子が決まりました。執筆中の現在も教授や先輩にアドバイスをいただき、分析が進めています。当奨学金によって多くの挑戦、活動を支えていただきました。本当にありがとうございます。

農学部食料・環境経済学科

 奨学金の支援に対して感謝申し上げます。家庭の経済的な事情もあり、奨学金受給は私の修学にとって、とても大きな存在でした。留学生活においても奨学金のおかげで、集中して勉強することができました。私だけの力ではないことを感じながら、より一層頑張ろうと前向きな責任感を感じながら取り組むことができました。
 帰国後は卒業に向けてより一層学業に取り組んでいます。自分に力では、これだけの期間、自分がしたい勉強に打ち込むことは不可能でした。家族をはじめとした周囲の人たちの協力、そして、奨学金によるサポートが大きく自分の人生を切り開くことができました。これからはさらに勉学に打ち込んでいこうと思います。

経済学部経済経営学科

 昨年に引き続き支援いただき、心より感謝申し上げます。おかげで、最後の学生生活の1年、アルバイトの時間を減らし、就職活動や、コピーライターという目標のためにスキルアップに専念することができました。家庭の経済的な事情を抱える中で大学生活を送る者にとって、給付という形で奨学金をご支援していただけることは本当にありがたいことだと思います。ありがたいご支援をいただいたことを決して忘れず、この1年の学びを社会貢献につなげていきたいと思います。本当にありがとうございました。

これまでの声