薬学部薬学科
3年間ありがとうございました。受給前後で金銭環境は大きく変わったのですが、最も大きな変化は学業に関する金銭的なストレスがなくなったことです。受給前はコピー代さえ節約してオンライン媒体で勉強していました。教科書や参考書も必要最低限に抑えていました。しかし受給後は、必要なものは購入して、快適に勉強することができました。ストレスなく学業に集中できたのは支援のおかげに他なりません。
生活面でも大きな助けとなり、帰省して実家の手伝いをすることができました。支援してくださった方々に直接恩返しすることはできませんが、多くの方々の支援があって大学を卒業できたことを忘れずに日々の仕事に邁進し、自分自身が受けた恩を社会に還元したいと思います。
総合人間学部総合人間学科
奨学金をいただいていることに、心から感謝申し上げます。
奨学金には志高くそして将来を見据えた学生の原動力になる、金銭的・物理的なイメージを超える何かがあると私は感じています。経済的に厳しい家庭では親などに負担をかけたくないという考えから、なかなか自分のやりたいことができなかったり、諦めなければならない状況に陥るといったことも多くあります。私はこの奨学金を受給できたことで、金銭的な支援としての利用はもちろんですが、自分がやりたいことを実現するための助走台や、家庭内での精神的な安心感としての役割を担ってくれたというような、それくらいの大きな支えになっています。私と似たような、さらに厳しい境遇にいる、強い意志や忍耐力、高い人間力を備えた未来ある学生たちが、必要な時に必要な支援を受けられる社会が実現されることを切に願います。
工学研究科材料工学専攻
入学前は、授業料免除と奨学金の両方を受けることができなければ大学には通えないことがわかっていたため、自分が授業料免除されるのか、奨学金を受けることができるのか、金銭的な不安が大きく大学に合格した喜びも噛み締めることはできないような状況でした。しかし環境に恵まれ、大学どころか大学院を卒業するまであと数カ月となった今では金銭的な不安を感じることもなく、日々研究活動や研究室の学生、指導教員とのディスカッションに明け暮れています。皆様のご助力のおかげで学生生活を謳歌することができました。本当にありがとうございます。
社会に出て、自分や家族のために仕事に励み、そして、皆様のように、困っている誰かを助けられる人間になります。今まで助けられてきた以上に多くのことを世界に対して行います。目の前の困っている人一人だけでなく、より良い世界のため、社会の一員として誠実に生きていこうと思います。
工学部地球工学科
経済面での不安から、大学院への進学を断念することを考えたり、今、自由に勉強させてもらえていることに申し訳なさを感じたりすることもありました。しかし、奨学金の受給により、この一年、前向きな姿勢で集中して学問に取り組むことができました。夏に無事第一志望の研究科に合格でき、秋以降は卒業研究に取り組みました。卒業研究では、数値解析により地盤の変形や水の挙動を予測する研究に取り組んでいます。数値解析の技術は、近年多発している地盤災害への対策に役立てられており、自分が学んでいる技術が実社会につながっているのを実感し、とても魅力的に感じています。
CFプロジェクトに関わってくださっているすべての方に感謝しています。将来は、地盤力学の専門知識や技術を生かして、防災の面から社会に貢献する仕事がしたいと考えていります。いただいた御恩を社会に還元できるよう、これから精一杯研究に励み、精進していきたいと思います。
工学部建築学科
奨学金をいただいたことで、金銭的にも時間的にも、あらゆる面で充実した生活を送ることができています。奨学金を受給する以前は勉学だけでなく、日々の食費の工面すら苦労していましたが、今では生活費はもちろんのこと勉学の面でも経済的理由により妥協することなく取り組むことができています。特に建築学科は教科書代等以外にも、編集ソフトや模型材料費など毎月一定以上の出費があるので、奨学金のありがたみを日々実感しています。
また日本学生支援機構の貸与型奨学金を満額借りており、それでもなお生活費・授業料等の支払いに困っていたのですが、CFプロジェクトは給付の奨学金であるため、将来に負担をかけることなく奨学金を受給することができました。奨学金により自分のことを支援してくださっている方がいるという事実は、勉学や生活で苦しくなった時、もう一歩頑張ろうという励みになりました。
2023年度奨学生
エネルギー科学研究科エネルギー基礎科学専攻
このようなすばらしい奨学金の支援をいただきありがとうございます。
私は奨学金採用期の半年前、企業勤務を経て秋入学で博士課程へ進学しました。採用までの半年間にいくつもの奨学金や支援制度に不採用となり、自分の研究に対しての自信を失ったうえに経済的な困窮にも直面していました。そのような状況でCFプロジェクトに採用されたことによって、自分の研究は皆様から期待されていることを認識して自信を取り戻すことができました。また、研究に真摯に向き合うことでよりいっそう期待に応えて社会へ還元したいという意思を固めることができました。まずはその足掛かりとして論文を出版することで研究業界に貢献したいと考えています。
農学研究科応用生命科学専攻
支援いただき大変感謝しています。奨学金の助けにより、ここまで研究活動を続けることができています。博士取得後のキャリアについて悩んだり、研究の意味が見いだせなくなったりする時期があり、研究のすべてを投げ出したくなることもありました。そのようなつらい時期に、「奨学金をいただいているのだから、もう少し研究を続けてみよう」と自身を励まし、気持ちを切り替えることができました。さらに、これまで興味を持って深く追求してきた研究で社会に貢献したいという気持ちがより一層強くなりました。
今後も、いただいた支援に恩返しできるよう、研究を通じて得た知識や技術を社会に還元できるよう、責任感を持ち、意欲的に研究に取り組みたいと思います。
工学研究科電気工学専攻
2年続けてご支援いただいたことにより、修学に関する不安なく将来の展望を見据えた計画を立てることができ、なおかつ希望に向かって着実な歩みを進められたことに深く感謝しています。学生にとって、自力で安定した経済状態を保ちながら十分な研究時間を確保することは並大抵のことではありませんが、本奨学金により、経済的な憂いを感じずに就学を継続することができました。
お力添えいただいた2年間の学びを礎に、博士後期課程でもさらに研究活動に邁進する決意を固めています。また、自身の研究が社会貢献につなげられるように、今後も自己研鑽を積み続けたいと思います。
工学部電気電子工学科
金銭的、心理的に余裕が生まれ、何事にも全力を尽くすことのできた一年でした。この1年に経験することのできたことの多くは奨学金なしには不可能だったと言えるほど、この奨学金が自分にとって非常に大きいものでした。給付型奨学金で、寄付していただいた皆様に直接お返しすることはできませんが、自身が電気電子分野の発展に、ひいては社会に貢献できるような人間になることでお返ししたいと考えています。そのためにも日々の努力を怠らず、まずは目前まで迫ってきている大学院試験などに向けて一生懸命頑張りますので、今後もご支援のほどよろしくお願いいたします。
薬学部薬学科
奨学金による支援、誠にありがとうございます。採用通知をいただいたときの家族の笑顔は忘れることができません。奨学金のおかげで、薬剤師としての患者・生活者に寄り添える力と、科学者としての新しいものを生み出す力を併せ持つPharmacist-Scientistになるべく学業に専念することができています。これから2年間の学生生活において、薬局・病院実習、研究活動、就職活動、国家試験と乗り越えるべき課題がさまざま待ち受けていますが、奨学生であること、すなわち社会の皆様の期待を背負っていることを自覚し、精進していくつもりです。
