地域農家の新鮮野菜を搭載した移動式キッチンPHAREがキャンパスを駆け巡る
申請者:農学研究科修士2回生 上田 遥
地域の新鮮野菜を積んだ移動式キッチンを起点に、
日常の「食」に変化を与え、食育の場をつくり出す
大学生を取り巻く食環境は悲惨です。必要カロリーに満たない"崩食"気味の食生活、安価で便利すぎる食堂やコンビニの利用による鈍化する料理技能などの問題が顕在化してきています。
本プロジェクトは、こうした状況を改善するため、地域農家が朝一で収穫した新鮮野菜を搭載したキャンパス内移動式オープンキッチン「PHARE(ファーレ:仏語の灯台の意)」を起点として、食育の機会の創出を目的としています。
PHAREでは、食のハブとして事前に注文した学生に新鮮野菜の提供を行うだけでなく、お昼休みにはオープンキッチンとしてその新鮮野菜の品質を最大限引き出す調理実演を行います。食農問題を解決するのは、農学部だけではありません。法学部も経済学部も、皆の力が必要です。
日常の「食」に変化を。
大学を食の学びの場に。
2017年度に本学でのモデルを確立後、2018年度から全国の大学へと展開します。
地域農家と大学を結び、新たな食のインフラを構築する、本プロジェクト。より良い食と農を、皆さんと一緒に作り上げていきたいと思います。