我々は過去に学生日本一を6回、社会人を含めての日本一を4回達成していますが、残念ながらこの20年間は日本一から遠ざかっています。
　強豪私立大学はスポーツ推薦やAO入試で毎年20名以上の有望な選手を獲得するのに対して、国立大学である我々には入試という大きな壁が立ちはだかり、アスリートの入学は極めて少ない状況です。また、強豪私立大学には7～8名ほどいるプロコーチも、我々は2015（平成27）年度にようやく1名と契約できたばかりです。施設などの練習環境面は近年強化中ですが、まだまだ肩を並べるには至っていません。
　そのため、皆様からのご支援を広く募って、人材・戦略・環境の差を埋めるべく、この基金を設立しました。

　練習環境の充実や活動強化といった課題の達成のため、基金の活用方針としては、主にグラウンドやクラブハウスの整備改修、合宿・遠征に関わる費用、練習・試合に関する消耗品・備品購入に関わる費用、広報活動など部活動に関わる費用、監督・コーチ・トレーナーなどへの謝金や交通費に関わる事項、その他、アメリカンフットボール部の活動強化に資するものへの使用を予定しています。

【これまでの活動報告】

　2024（令和6）年度の特定基金の用途として、クラブハウスの改修、防具・練習物品の修理・購入、トレーニング等の課外活動に際して発生する施設使用料の支払いなどが挙げられます。
　日々の練習、試合環境の充実のほか、各種電子機器・デバイスの充足により課題達成にも熱心に取り組めており、基金設立の経緯でもある、練習の質の向上や練習環境の充実、活動強化につながっています。
　有望なアスリートの獲得面で強豪私立大学に後れを取る国立大学にとって、日々の活動環境の充実は部の勝利に直結する大変大きな側面です。
　特定基金に寄付してくださった方々には、より高度なレベルでの練習環境の実現や、チーム力の向上を可能にする温かいご支援をいただき、心より感謝申し上げます。