GENERAL PURPOSE FUND

京大工学基金

モノづくりの未来を護るために! 日本の未来を創るために!
人類の未来を明るくするために!

 「基礎となる学理をしっかりと学んでおくことが、将来の幅広い応用展開や発展を可能とするために必要である」という教育理念を堅持し、より地球にやさしい科学技術の創成・発展を担い、明るい未来を創っていくことが「工学」の使命だと考えています。
 この使命感のもと、京都大学工学部・工学研究科では、確固たる基礎知識に基づいた高度な専門性と豊かな創造性を持ち、高い品格を兼ね備えた若き優秀な人材の育成に努めています。

  工学研究科が桂キャンパスに移転してから、2023(令和5)年で20年を迎えました。桂キャンパスは自然環境に優れた美しい広大なキャンパスですが、寮などの福利厚生施設が充実しておらず、また、情報学研究科と工学研究科が吉田と桂と地理的に離れていることによって、教育・研究を進めるうえでさまざまな困難を生んでいることも事実です。


 この現状をあらゆる手段をもって乗り越えていくため、本基金を設置しました。
 本基金を活用し、情報交流ネットワーク・データ科学教育の促進を図る研究インフラの充実をはじめ、学生や若手研究者が研究や課外活動に専心できる環境の整備・維持を図り、未来の工学を担える人材を育成していきます。

基金の使途

項 目

内 容

教育支援

仮想現実感を使った安全講習や実験前説等整備
多言語翻訳授業支援システムの開発
24時間学習室の設置
アクティブラーニングルーム等の学部生学習環境の整備

福利厚生施設整備

留学生・邦人学生混住寮、運動施設の整備など福利厚生施設の充実
学生の心・健康のケアのための保健室の運営支援

研究インフラ整備

情報ネットワークの進化
オープンデータの促進 など

若手研究者育成支援

青藍プログラムの支援
若手研究者の海外長期滞在費補助
新規研究立上げ補助 など

国際交流

外国人研究者の宿泊施設
On-site Laboの設立・運営支援、海外交流促進

産学連携

地域との連携
ベンチャー立ち上げ支援 など

京都大学工学部・大学院工学研究科ウェブサイトは
こちらをご覧ください。



【これまでの活動報告】

 工学研究科・工学部の学生が国際人としての第一歩を踏み出すことを目的として、海外派遣プログラムを開始しました。本プログラムは、優れた学生に対し、米国への短期研修に伴う経済的支援を行うもので、その渡航費用に京大工学基金を充当しました。
 2022(令和4)年度には11名の学生が参加し、参加学生からは「この研修中に研究を支援してくれる人脈ができ、英会話力が向上したため、世界で戦える研究者になれる自信がついた」との報告がありました。
  また、 京大工学基金の中に京都大学機械工学系教室125周年記念基金を設置し、同教室創設125周年の記念行事・式典の開催、記念誌の発行等のために使用しました。記念行事・式典では、産業界や大学から来賓をお招きして同教室への期待を寄せていただくとともに、同教室からは将来に向けて若手研究者・女性研究者の育成に重点的に取り組んでいくことなどが報告されました。式典には総勢100名以上が参加し、世代や性別、業種を超えた研究者・技術者の交流の場となりました。
 京都大学機械工学系教室125周年記念基金については
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大学全体への寄付に関する詳細に関しては
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