GENERAL PURPOSE FUND

人文科学研究所創立百周年基金

生きるための基礎体力となる人文科学のさらなる発展に向けて

 人文科学研究所(人文研)は世界文化に関する人文科学の総合研究を行うことを目的に、毎年、30以上の共同研究班を実施し、国内外から約6,000名の研究者が参加しています。また、附属人文情報学創新センターでは人文情報学研究に取り組み、附属現代中国研究センターとともに、人文科学研究の進展に資する学術資源の発信に努めています。

 2029年、人文研は創設100周年を迎えます。それにあたり、これまでの共同研究や諸事業を歴史的に位置づけ、人文研および人文科学の未来を考えるため百周年記念事業に取り組むこととし、本基金において寄付金を募ることになりました。

 共同研究班は若手研究者が知見を深め、世界中の研究者とつながる場になっています。また、共同研究や最新の研究成果を発信してきた人文研アカデミーは毎回多くの市民が参加する、社会貢献の重要なツールになっています。
 いただいた寄付金は、こうした人文研の活動を歴史的に位置づける刊行物の編纂やイベント開催をはじめとする百周年記念事業や、人文研アカデミーの活動を充実させることに活用します。これからの人文科学研究の課題や方向性の提示を目指したいと考えています。

基金の使途

項 目

内 容

百周年記念事業

百周年記念刊行物編纂にかかる資料収集・整理、刊行費用
百周年記念事業イベントの経費

社会貢献

研究成果の社会発信に取り組む人文研アカデミーの開催費用

京都大学人文科学研究所ウェブサイトは
こちらをご覧ください。

【これまでの活動報告】

 人文科学研究所は「世界文化に関する人文科学の総合研究」を行うことを目的に、常時30件ほどの多彩な共同研究班を組織し成果論文集を刊行するとともに、「人文研アカデミー」として一般向けに多数の公開講座、講演会、シンポジウムを開催し研究成果の社会発信に努めてきました。
 こうした活動を支えていただくために貴重なご寄付をいただいてきたところですが、2029(令和11)年に人文研創設100周年を迎えることから、百年史の編纂・刊行をはじめとする記念事業に取り組むことになり、年度後半には寄付金の使途を「100周年記念事業のための資料収集・整理、刊行費用」と明確にし、一層のご寄付をお願いし始めているところです。
 人工知能や生命科学の発展が「人間」の概念を大きく揺さぶり、また世界各地で戦争が勃発する現代において、「人文知」の再定義を通して我々「人間」自身の自己理解を深めることは喫緊の課題です。
 これまでのご厚情に感謝申し上げますとともに、今後も人文研の活動にご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。



大学全体への寄付に関する詳細に関しては
こちらをご覧ください。