GENERAL PURPOSE FUND

教育学研究科・教育学部基金

理論と実践を往還し、未来の教育を創造

 教育学研究科・教育学部は、1949(昭和24)年の創設以来、教育学研究の推進と研究者の養成に加え、全学の教職教育を担いながら、数多くの卓越した人材の輩出と、研究成果の現場への還元によって社会の要請に応えてきました。

 学校はもとより、地域、家庭、職場などあらゆる場面が「人間形成」の場であり、探究の対象です。本研究科・学部では、不登校・学習意欲不振生徒のための学校改善、過疎地域への地域振興提言などを行うほか、全国の教育現場の第一線で働く人々に研修の機会を提供してきました。こうした社会と連携した教育研究活動は、学生にとって、現場のリアルな問題に触れて自らの関心を見つけ、課題解決への手法を考察する実践の場ともなっています。今後も社会と連携した実践教育を行うため、安定した財政基盤として設立したのが教育学研究科・教育学部基金です。

 研究の成果を現場(フィールド)に返し、また現場での課題を教育・研究に生かしていく、「理論と実践の往還型」の教育・研究が本研究科・学部の特色となっています。この活動を維持すべく、学生のための教育環境の整備や、公開講座等の実施や研究成果の出版による社会還元などに活用します。

基金の使途

項 目

内 容

教育支援

学生のための図書・教材等の購入
学生関係居室の整備・維持管理
障害学生等のための学習補助者の雇用
学生・院生の海外派遣

研究支援

研究活動基盤整備の支援
研究・学術資料の整備
公開講座・講演会等の開催

社会貢献活動

京都大学教育学研究科シリーズ本の出版補助
修了生・卒業生との連携活動

教育学研究科・教育学部ウェブサイト
こちらをご覧ください。

【これまでの活動報告】
  教育学研究科・教育学部をご支援いただき誠にありがとうございます。
 2024(令和6)年度には、皆様からいただきましたご寄付を、学生支援、研究活動基盤整備の支援、修了生・卒業生との連携活動に使用しました。具体的には、学生支援として、車椅子を購入し、介助が必要となった際に使用しています。研究活動基盤整備の支援としては、大判プリンターを購入・設置し、大学院生が国内外で行う学会発表に使用するポスターの印刷に使用しています。また、修了生・卒業生との連携活動とそのさらなる推進のために、本基金の紹介パンフレットを研究科のNews Letterと一緒に教育学部同窓会会員に郵送しました。さらに、昨年度から引き続き、国際的な研究発信のために、これまで本研究科・学部に所属された教員によって執筆された論文のうち、京都の地で生み出された特色ある成果を選んで、英語の論文集として刊行する準備を進めています。2025(令和7)年度には、本基金の支援により、それらの論文を英文書籍としてまとめて出版する予定です。
 以上のように、いただきました貴重なご寄付により、教育学研究科・教育学部の学生支援活動、研究支援活動、社会連携活動、そして国際活動が安定して進行しています。ご寄付をいただきました皆様に深く感謝申し上げます。今後も、本基金を大切に有効活用し、研究活動と教育活動を強化していく所存でございますので、引き続きご支援賜りますようお願い申し上げます。

大学全体への寄付に関する詳細に関しては
こちらをご覧ください。