GENERAL PURPOSE FUND

地域連携教育研究推進基金

京大における“地域志向”の教育・研究・社会貢献活動を
さらに充実発展させるために

 地域連携教育研究推進ユニットは、2013(平成25)年に文部科学省補助金プログラム「地(知)の拠点整備事業(COC事業)」に採択されました。COC事業は、大学等が自治体と連携して、地域を志向した教育・研究・社会貢献を進め、課題解決に資するさまざまな人材や情報・技術が集まる地域コミュニティの中核的存在としての機能強化を図ることを目的としています。
 当ユニットは、COC事業を展開する中で、地域志向の授業の提供、地域創生に関わる研究の推進、地域志向の学生サークルに対する支援、京都府・京都市との地域振興プロジェクト、地元NPOとの科学イベントの共催、サービスラーニングの国際キャンプの受け入れ等を推進してきました。

 しかし、当事業は2018(平成30)年3月で終了し、諸般の事情から後継事業への参加がかないませんでした。
 COC事業を自力で継続すべく、地域志向授業の提供は続けていますが、そのために必要な資金捻出に苦慮していることから、地域連携教育研究推進基金を設立し、活動継続と充実の礎にしたいと考えています。
 本基金を活用し、京都の知を理解し京都に残って地域創生の戦力になり得る人材、また、京都大学で学び研究し、京都の地で新しい産業を興し、地域経済活性化や地方創生を担える人材を育てていきます。

基金の使途

項 目

内 容

教育支援

地域志向科目の提供

研究支援

地域志向研究の推進、地方創生関連研究の推進

社会貢献活動

京都府・京都市との連携プロジェクトの推進支援(京都市とのジュニアキャンパス等)
学生の地域志向活動(こども食堂、Genius Table、着物企画等)

その他

地域連携事業の推進に必要な経費

地域連携教育研究推進ユニットウェブサイトは
こちらをご覧ください。

【これまでの活動報告】

 2022(令和4)年度では、COC事業を継続し、地域志向科目である「京都創造論」を開講しました。京都という地域を文化、産業、環境、教育等の分野から着眼して、大学はその教育・研究機能を通じてどのように地域開発・振興に貢献しているかについて解説する、全学共通科目として提供しました。

 同科目では、京都という地域でそれぞれの分野で活躍する方々をゲストスピーカーとして招へいし、各分野の視点から京都というまちの魅力や、京都が抱える諸課題について講演いただき、京都という地域について多角的に学ぶ機会を提供しました。
 その結果、8学部に及ぶ多様な学部から、60名近くの学生が参加し、各講義の内容からヒントを得て、それぞれ関心のあるテーマおよび京都の諸課題について調査・検討を行い、最終的にその課題解決の提案書を作成しました。

 本基金は計10名のゲストスピーカー、2つの学生団体の登壇にかかるイベント開催経費、設備管理費として使用しました。



大学全体への寄付に関する詳細に関しては
こちらをご覧ください。