GENERAL PURPOSE FUND

アフリカ研究基金

フィールドワークをベースとする、
歴史ある京大らしいアフリカ研究のために

 アフリカ研究基金は、京都大学アフリカ地域研究資料センターの研究を支える基金として、ありがたく頂戴しています。

 本センターでは、地球規模課題対応国際科学技術協力(SATREPS)として、国立研究開発法人 科学技術振興機構および独立行政法人国際協力機構から、「在来知と生態学的手法の統合による革新的な森林資源マネジメントの共創」、「特殊土地盤上道路災害低減に向けた植物由来の土質改良材の開発と運用モデル」および「下痢リスク可視化によるアフリカ都市周縁地域の参加型水・衛生計画と水・衛生統計」の3つの研究案件を受託し、この3つを中心として、アフリカでのフィールドワークに根ざしつつ、人類共通の課題への対応に有効な学術知の創出に励んでいます。



 さらに、ケニアとカメルーンの2国においてフィールドステーションを確保し、現地の研究拠点として活用しています。

 その他、アフリカ地域研究会、公開講座、若手研究の出版助成などにより、研究成果の社会への還元に努めています。特定基金はこれらの研究活動の展開のための安心の拠りどころとなっています。

基金の使途

項 目

内 容

研究成果発信

欧文学術雑誌『African Study Monographs』の発行
アフリカの有用植物と紛争と共生に関する事例データベースの構築・公開
アフリカ地域研究会や各種シンポジウムの開催

研究支援

若手研究者のアフリカ現地調査支援

社会貢献活動

一般市民向けの公開講座、小中高校への出前授業の実施
講座等の動画配信などを通じての研究成果の社会還元

アフリカ地域研究資料センターウェブサイトは
こちらをご覧ください。

【これまでの活動報告】

 京都大学アフリカ地域研究資料センターは、2024(令和6)年度から地球規模課題対応国際科学技術協力(SATREPS)の事業として、ザンビアにおける「下痢リスク可視化によるアフリカ都市周縁地域の参加型水・衛生計画と水・衛生統計プロジェクト」を実施しています。
 当センターは、こうしたアフリカの実情に根差した活動を通して、人類共通の課題への対応に有効な学術的知見の創出に取り組んでいます。そのほか、アフリカ各地において日本学術振興会の科学研究費補助金などを活用しながら、社会や環境の基礎研究に加えて、諸問題の解決に資する実践的な活動にも取り組んでいます。こうして収集した研究成果は学術誌 African Study Monographs の刊行、各種研究会、若手出版助成などを通して、広く社会へ発信・還元するように努めています。
 コロナ禍で停滞していた活動もようやく再開し、2025(令和7)年度は日本アフリカ学会第62回学術大会を本校で開催することになり、アフリカ研究基金の一部をその準備資金として活用しました。御礼申し上げます。
参考URL

https://wash.africa.kyoto-u.ac.jp/splash/

 

大学全体への寄付に関する詳細に関しては
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