GENERAL PURPOSE FUND
農学部100周年記念事業基金
持続的な未来を担う鍵となる農学のさらなる発展に向けて
京都大学農学部は、1923（大正12）年に設立された、日本の大学で最も長い歴史を持つ農学部の一つです。現在、学部6学科（資源生物科学、応用生命科学、地域環境工学、食料・環境経済学、森林科学、食品生物科学）、大学院7専攻（農学、森林科学、応用生命科学、応用生物科学、地域環境科学、生物資源経済学、食品生物科学）体制で、自由の学風を重んじる本学の基本理念を踏まえながら、「生命・食料・環境」という3つのキーワードのもと、環境と調和した食料生産、食料生産と調和した環境保全など、人類の存続に重要な課題にチャレンジする教育・研究に取り組んでいます。
農学部・農学研究科では、2023（令和5）年に創立100周年を迎えるにあたって記念事業基金を設立し、さまざまな事業の実施を計画しています。これらの事業は、農学部の卒業生や縁の深い方々とともに100年の歴史と今後の展望について語り合う機会とするとともに、日本の農学の将来を担う若手研究者たちの国際的飛躍の契機とすることを狙いとしています。
さらに本基金は、100周年記念事業の実施に加え、農学部における教育と研究環境等の整備にも活用する予定です。
次世代の学生・若手研究者たちが、人類の持続的未来の鍵を握る農学の発展をリードする研究者として、あるいは、環境と食料供給の持続性に農学の専門的知識をもって取り組む職業人として活躍できるよう支援していきます。
基金の使途
項 目
内 容
農学部百年史編纂
百年史の編纂にあたっての取材・制作費
百周年記念事業の実施
記念事業にかかる必要経費
国際研究集会の
支援
大学院生・若手研究者を対象とした国際研究集会の開催
教育・研究設備等の充実
農学部・農学研究科における教育・研究設備等の整備
若手研究者の支援
若手研究者の海外派遣費用等の研究経費
京都大学農学研究科・農学部ウェブサイト
こちらをご覧ください。
【これまでの活動報告】
農学部創立100年記念事業では、次世代を担う若手研究者の育成を目指し、独創的かつ萌芽的な研究の発展を支援するため、海外の大学等との短期交流、海外大学等への留学、そして国際研究集会等への参加し、国際的な研究ネットワーク構築や最新の研究動向について学術発表・討論を行う機会に対して、経済的に支援する制度を設けました。
また、かねてより要望のあった農学部総合館講義室のAV機器を更新しました。この大講義室は、学生の講義に加え、農学部主催の重要なシンポジウムや講演会等の学術活動の拠点であり、最新鋭の機器導入により、教育研究活動の一層の活性化と発展に大きく貢献するものと確信しています。
皆様からの温かいご支援に心より御礼申し上げます。社会情勢が大きく変動する中、「生命・食料・環境」に関する農学研究科・農学部の役割は増大しており、教育研究の重要性は増しています。構成員一同、その発展に貢献すべく邁進していきますので、今後とも変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。
