GENERAL PURPOSE FUND

京大病院基金

患者さんへの安全で質の高い医療を提供するとともに、
高度な機能を有する病院として社会の期待に応えるために

 京大病院は1899(明治32)年の開設以来、病院の基本理念に忠実に、患者さん中心の開かれた病院として安全で質の高い医療の提供に努めています。本院は2015(平成27)年に、国からの運営費交付金に頼るだけでなく、広く積極的に社会から寄付を受け入れるために、京大病院基金を設置しました。多様な財源の確保・充実を図りつつ財政基盤を強化し、診療、研究、教育を通してさらなる社会貢献に資することを目指します。

 設置以来、京大病院基金は患者さんへのサービス向上等に大きな役割を果たしています。来院される方が陽に当たりながら休憩できるベンチや飲食可能な院内イートインスペースの整備、療養中のお子さんとそのご家族の心に安らぎや寛ぎをもたらすホスピタルアートの導入やプレイルームの刷新など、内容は多岐にわたります。
 


 本院の目指すべき新しい医療の研究・開発や、最先端医療機器の導入、次世代を担う優れた医療人の育成などは、長い時間や多くの費用を要するものも少なくありませんが、課題に着実に取り組んでいきます。皆様からのご寄付が本院における診療、研究、教育の大きな支えとなり、よりよい地域社会の実現へとつながります。どうぞ温かいご支援をお願いいたします。

実施事業例
(2021年1月こども医療センターのホスピタルアート)

基金の使途

項 目

内 容

患者サービス

患者さんへのさらなるサービス向上に向けた取り組み

診療

最先端医療機器の導入など高度医療の推進により、安全で質の高い医療の提供

研究

新しい医療の研究・開発、iPS細胞研究所等学内の関係部局との連携による臨床研究の推進

教育

高度の技量を有し、チーム医療ができ、世界で活躍できるような広い視野を持った優れた医療人の育成

京都大学医学部付属病院ウェブサイトは
こちらをご覧ください。



【これまでの活動報告】

 日頃より京大病院基金に温かいご支援を賜り、心より御礼申し上げます。
 2024(令和6)年度も皆様からのご寄付により、多くのことを実現できましたので、その一部をご紹介します。
 来院される方の円滑な移動の一助となるよう、院内の誘導サイン整備を開始しました。わかりやすいサインは、広い院内や複雑な構造でも迷いを減らし、心理的な不安軽減につながります。また移動時間の短縮は、患者さんの負担を減らすだけでなく、診察や検査の遅延を防ぎ、医療サービスの効率性を高めます。
 検査や手術に関するわかりやすい動画を作成し、外来診療棟の診察待合室において視聴いただけるようにしました。説明動画の視聴を通じて、病気や治療について患者様やご家族様がより深く理解し、安心して積極的に治療に参加していただけるように努めています。
 新生児搬送用保育器と専用ストレッチャーを導入しました。これにより、搬送時の振動を軽減し、保育器内の温度・酸素濃度を適切に管理することで、新生児の安全かつ安定した搬送が可能となりました。地域の産婦人科医療機関との連携を強化し、より多くの新生児の救命と予後改善に貢献できるよう努めていきます。  



大学全体への寄付に関する詳細に関しては
こちらをご覧ください。