GENERAL PURPOSE FUND

人と社会の未来研究院基金

ニッポンの、セカイの人と社会の未来のために!

 京都大学人と社会の未来研究院は、本学の基本理念である「多元的な課題の解決に挑戦し、地球社会の調和ある共存」に貢献すべく、人文社会科学やその学際研究の発展を図り、自然科学をはじめ本学の多様な分野の研究に人文社会科学の知見をもって貢献することを目的としています。

 上記の目的のもと、京都大学の人文社会科学の産学連携と国際展開のプラットフォームとしてのハブ拠点として機能拡充するべく、①学際研究企画・新分野開拓機能、②国際学術誌編集および研究成果の可視化・発信機能、③産官学・社会連携・コンサルティング機能の3つを研究院の活動の柱とし、今後はさらに④国際連携機能を新たに加え、学術的成果を社会に還元していきたいと考えています。

 具体的に、本研究院では、京都大学の人文社会科学分野が生み出す優れた成果を、国際学術誌や書籍等のさまざまなメディアを通して国内外の社会に発信し、社会の幅広いセクターから適切な評価と支援を得ることで、さらなる優れた知の創出につなげるという好循環モデルを、持続可能な形で構築することを目指しています。また、学内外のニーズや研究動向等を踏まえ、学際研究のテーマ設定(例:人・社会・地球のウェルビーイング、多様な価値観の創出、未来社会のライフスタイル)や企画立案にも反映するなど、他分野あるいは新規分野への貢献を促進します。

 本基金は、そうした本研究院の活動にお寄せいただく支援の窓口として設立し、さらなる学術発信・社会発信に活用していきます。

基金の使途

項 目

内 容

研究推進

連携研究の推進
寄付研究部門の活動の拡充

発信活動

人文・社会科学分野の発信機能の体制強化
人文・社会科学分野の学術活動の活性化と国内外への発信力の強化
(オンライン公開講義「立ち止まって、考える」事業の実施、京大-ハーバード大学英文ブックシリーズの刊行等)

基金の使途についてご要望がある方は、京都大学人と社会の未来研究院ウェブサイトよりお問い合わせいただくか、研究院連絡先までご連絡ください。
研究院ホームページ 
https://ifohs.kyoto-u.ac.jp/
研究院担当事務連絡先 ifohs-jimu@mail2.adm.kyoto-u.ac.jp

【これまでの活動報告】
 2022(令和4)年度の活動をご紹介します。

1.英文ブックシリーズの刊行
 京都大学が蓄積してきた世界トップレベルの人文・社会科学の研究成果を英語版で発信することにより人社諸学の世界的プレゼンスを向上させるとともに、京都大学の国際的研究拠点としての地位を確立させる本事業を推進しています。
2.国際学術誌の編纂事業
 学術誌Psychologiaは、1957(昭和32)年から査読付き冊子として京都大学で長らく継続・発展してきました。本誌の編集と発刊(特に、学際的な規格に基づく特集号)を通じて、人文社会科学系の多様な学術研究の成果を、世界に向けて発信しています。
3.「京大人社通信」
  研究者の学術的専門を「読める」形で発信するため、研究院ウェブサイトにコラムを掲載しています。
4.人文社会科学・文理融合的研究プロジェクト事業
 「人・社会・地球のウェルビーイング」をコンセプトとして学内で研究プロジェクトの公募を行い、その成果を報告会や研究院ウェブサイトで公開しています。



5.公開講義「立ち止まって、考える」
 人文社会科学の立場から物事を深く掘り下げ考察する視座を幅広い層に共有するため、公開講義の実施を通じ人文社会科学の知を発信しています。
6.寄附研究部門の活動の拡充
 人と社会の未来研究院では、領域を超えて幅広く学際研究を行うために、企業等からの協力を受け、研究に取り組む「寄附研究部門」を開設しています。

大学全体への寄付に関する詳細に関しては
こちらをご覧ください。