GENERAL PURPOSE FUND

文学部・文学研究科基金

人類の知的遺産を継承し、未来を照らす人文学

 京都大学文学研究科は、日本そして東アジアの人文学を牽引してきました。電子データが研究資料の主流を占める時代にあって、原資料を手に取ることでこそ可能となる教育研究を重視しています。ネット社会であるが故に求められる、人間の血の通った営みを講究し、未来に豊かな知的財産を伝えることが、文学研究科の大きな使命です。

 文学研究科図書館の貴重書庫には、古今東西の原資料が収蔵されています。しかし、貴重書庫に相応しい設備とはいえず、過去には資料にカビが発生する事態を招いたこともあります。人類の知的財産である典籍や史資料を未来に伝え、将来の学生や研究者に豊かな研究環境を届けるため、貴重書庫の改修および収蔵資料の修復は喫緊の課題です。

 そこで、本基金を活用し、貴重書庫の改修工事を行うとともに貴重書の修復を進めることで、文学研究科図書館をコアファシリティとして生まれ変わらせ、原資料を手に取って研究することの価値を高めたいと考えています。さらに、現物を重視し、それをデジタル人文学など新たな研究手法で活かしていくことのできる若手研究者の育成を目指します。


基金の使途

項 目

内 容

貴重書庫改修

奈良時代や鎌倉時代に遡る重要文化財級の古典籍等、約1万冊の保管施設改修

所蔵貴重資料修復

特に保存状態の良くない貴重資料の修復費用

文学部・文学研究科全体の支援のため

教室や実験施設等の教育研究に関する建物および備品の改善・維持管理、出版助成や研究助成などの若手研究者支援・育成、公開講座などの社会貢献事業実施のため

京都大学大学院文学研究科・文学部ホームページは
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大学全体への寄付に関する詳細に関しては
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