GENERAL PURPOSE FUND

京都大学・日本モンキーセンター
霊長類共同事業推進基金

世界屈指のサル類動物園と京都大学の学術的知見の融合による、
霊長類学の発展および野生動物保全分野の発展を目指して

 京都大学野生動物研究センターは、日本で唯一の野生動物保全研究の拠点として、野生動物や動物園・水族館等で飼育されている動物を主な対象として、基礎研究や保全研究ならびに野生動物や自然環境への理解を深めるための教育活動等を推進しています。
 また、全国の野生動物保全研究の発展および新たな学問領域の創生に寄与することを目的として共同事業による研究サポート等も行っており、この度、世界屈指のサル類動物園である日本モンキーセンターと共同で、霊長類学の発展や野生動物保全分野の発展をミッションとした共同事業を展開することとなりました。

 日本モンキーセンターは、サル類の総合的研究、野生ニホンザルの保護等を目的に、1956(昭和31)年に文部科学省所管の財団法人として設立され、翌1957(昭和)32年には、愛知県で2番目に博物館法の適用を受け登録博物館となりました。
 2014年4月に財団法人から内閣府所管の公益財団法人へ移行し、「霊長類に関する調査研究を基盤に、その保護と生息地の保全を行い、社会教育・普及活動や図書等の刊行、標本等の資試料の収集、さらには福祉に配慮した動物園の設置および経営等を通じて、学術・教育・文化の発展および地球社会の調和ある共存に資すること(定款より)」を目的として活動しています。
 霊長類専門の動物園として、その特徴を活かし動物福祉にも配慮した展示、たくさんのガイドやイベント、キュレーターによる博物館活動等、一味ちがった動物園として、多くの人に親しまれてきました。


 しかし、公益財団法人化後は、それまでは運営企業が担っていた広報能力が低下したことで来園者数は年々下降の一途を辿っています。加えて、施設の老朽化や維持管理コストの上昇等も重なり、施設の存続が困難な状況になりつつあります。
 

 今回の共同事業は、まだまだ課題の多い霊長類学の発展や野生動物保全分野の発展に向けて共同で取り組むことを目的としています。
 皆様からのご支援は、動物と人間の調和ある共存を図るための研究や若手研究者の育成、施設環境や設備の充実など、大切に活用したいと考えています。皆様の温かいご支援を賜わりますよう、心よりお願い申し上げます。

基金の使途

項 目

内 容

教育研究支援

若手研究者等の支援・育成事業

施設等の環境整備

動物園・博物館、研究施設等の老朽施設の整備

社会貢献活動

小学生~高校生を対象とした各種教育プログラムの提供、動物園・博物館での実習等

公益財団法人日本モンキーセンターウェブサイトは
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大学全体への寄付に関する詳細に関しては
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