GENERAL PURPOSE FUND
ウクライナ危機支援基金
ウクライナ侵攻により
教育・研究活動が困難となっている学生の受け入れに伴う支援
ロシアによるウクライナ侵攻により、ウクライナにおける多くの学生は、教育や研究活動を継続することが困難な状況となっています。
京都大学は現在のウクライナ情勢に関し、平和的な解決を強く望むとともに、本学の学術交流協定校を含む多くのウクライナの大学・学術機関の関係者に対して最大限の支援を行いたいと考えています。そこで、危機的状況に置かれた学生を本学において受け入れ、教育や研究活動を支援するため、本基金を設立しました。
ウクライナで学ぶ学部生・大学院生を本学に受け入れ、当該学生の検定料・入学料・授業料は、本学の負担による免除とし、生活費等の支援を目的とした奨学金についても本基金を活用して支給することで、学習・研究機会を奪われた学生の支援を行います。
基金の使途
項 目
内 容
奨学金等
学費を除く、生活の支援
ウクライナ危機支援基金奨学生の声は
こちらをご覧ください。
【これまでの活動報告】
本基金による支援開始から3年目を迎えた2024(令和64)年度は、前年度に本学の大学間学術交流協定校のキーウ工科大学およびタラス・シェフチェンコ記念キーウ国立大学の両校から受け入れた17名の学生のうち、継続2名と、2024年10月に新たに受け入れた16名を加えた18名に対し、渡航および帰国等の費用や、生活支援を目的とする毎月8万円の奨学金の給付、日本での生活やメンタルケア・心理的サポートのためのカウンセラー配置などの体制整備に役立てました。
このほか、株式会社学生情報センターのご厚意による学生用住宅の提供など、充実したサポート体制を整備しました。
また、2025(令和7)年5月にはウクライナの文化を通じてウクライナに関心をもってもらうこと、ウクライナ学生と本学学生との交流を生み出すことを目的とした「ウクライナ文化イベント」をウクライナ学生が企画・開催し、日本人を含めた多くの学生と交流しました。
2025年度も10月より両校から合わせて20名程度受け入れ予定であり、引き続き本学ができうる限りのサポートを行っていきたいと考えています。
※2025年7月7日、本基金に多大なるご支援をいただいている寄付者代表として建築家の安藤忠雄氏をお招きして、ウクライナの留学生5名、湊長博 総長、稲垣恭子 理事・副学長との懇談の場を設けました。詳細は
こちらをご覧ください。
■ウクライナ危機支援基金へ多額なご寄付をいただいた皆様
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【法人】
・アプライド株式会社 様
・医療法人社団アップル歯科クリニック 様
・株式会社アトリエ安藤忠雄 様
・株式会社安藤忠雄建築研究所 様
・株式会社内田洋行 様
・株式会社エックスラボ 様
・株式会社学生情報センター 様
・株式会社楓工務店 様
・株式会社K's開発 様
・株式会社地域科学研究所 様
・株式会社乃村工藝社 様
・株式会社長谷工コーポレーション 様
・株式会社林田順平商店 様
・株式会社リビングハウス 様
・サムコ株式会社 様
・有限会社灯屋 様
・リバー産業株式会社 様
・和研薬株式会社 様
【個人】
・石井 善智 様
・高階 耕治 様
・林田 元宏 様
・藤井 裕史 様
・増田 明雄 様
・吉野 俊昭 様
(五十音順)
